思い出すワンシーン

最近陽気が春めいて来た、天気の良い日に仕事をしていると「ああ、ツーリング日和だな〜」と思う。

毎回思い出すワンシーンがある。
バイク乗りでしかありえない出来事だ。

3年前ほど今の嫁と結婚する前に行った福島一泊タンデムツーリング。
僕は滅多に遠出ツーリングはしない、正確には出来ない。そんな過去で一番の遠出の一泊ツーリングでの出来事。
夏前の福島で一泊した朝、快適に野山や集落をタンデムでまったり走っていた、とても言葉に出来ないほどの気持ちよい時間。

嫁が何処かコンビニに寄ってと。
田舎なので中々コンビニは無い、暫く走るとメジャーでは無い名前も知らないコンビニ発見。
田舎の方のコンビニは駐車場が広い、そこにはスズキGSX1100カタナが停まっていた。
パニアケース装着で見た感じ旅慣れていそうなバイクだった、向こうもタンデムツーリング中みたい。
ライダーの姿は見えない、きっとコンビニ店内に居るのだろう。
僕は普段出先で見知らぬライダーに話しかけられるのが苦手なので、カタナとは一番離れた場所に駐車した。
嫁はいそいそとコンビニへ入っていった、僕はタバコを一服し周りの気持ちよい景色を見回していた。

すると店内からカタナのライダーが出て来た。
広い駐車場には彼のカタナと僕のMTだけ、お互いに『お、バイク!』と思っただろう。
こう言う時って話しかけて来るライダーも居るけど、カタナのライダーは話しかけては来なかった、内心ホっとした(僕は苦手だから)。
ヘルメットを被りグローブをはめ、出発の身支度をしている。
僕はそれを離れた所から見ていた。

店内からカタナのライダーの連れらしき女性が出て来てタンデムシートに股がった。
『ガコン!』とカタナが1速に入れゆっくり走り出した。

その時、ヘルメットのスモークシールド越しに彼の表情が見えた。
好天のためスモークシールドは少し透けていた、彼と目が一瞬合った。

どちらからでは無く同じようなタイミングでお互い軽く会釈した。
言葉は交わさなかったけど、
何となく

「お互いタンデムですね、気を付けて行きましょう」

「ええ、お互いに楽しみましょう」

と目でやり取りがあった。
(僕はそう感じた)

カタナは僕が来た道へと走り去って行った。



これが車同士だったらこうはならないだろう、同じようにバイクでもグループ同士だったり、グループとソロのツーリングでもこうはならないだろう。
きっとカタナのライダーとは同じソロのタンデムツーリングで同じような境遇だったからの出来事であろう。

友達でも無い、仲間でも無い、例えるなら『同志』ってフレーズが近いか。
遠い地で偶然立ち寄ったコンビニでの駐車場、夏前の気持ちよい空と空気と景色での一瞬を共有したような、ライダーでしかあり得ないワンシーンでした。

今も鮮明にあの瞬間を思い出します。

ああ、又ツーリングへ行きたいなぁ。
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Commented by sano-y at 2010-04-07 21:58 x
うん、わかります。そういうことありますよね~。
場合によっては話しかけたり、話しかけられるの待ったり(笑)

ウチのほうのコンビニはトラックの駐車場まであります(^-^)
Commented by iwayoshi44 at 2010-04-07 23:17
sanoさん
僕は話しかけられると何話したら良いのか困っちゃうんです。
by iwayoshi44 | 2010-04-07 21:33 | バイク | Comments(2)

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